気まぐれにタネを蒔いたレモンがグングンそだって、やがてアゲハ蝶が葉っぱにタマゴを産むようになりました。今はちょうどその時期。アゲハの幼虫は大食いなので、油断するとレモンの葉っぱがなくなってしまいます
なので、タマゴを見つけたら取り除いたり、小さな幼虫の段階で駆除したりしているのですが、さすがに見逃して5齢(青虫)まで育った幼虫は蝶になるのを見守ってやることにしています
ですが、ここからアゲハ蝶になるのもなかなか大変。今まで見たアゲハのバッドエンドはこのような感じ
アシナガバチに肉団子にされてしまう
5齢になったばかりの幼虫が突然いなくなったと思ったら、アシナガバチに肉団子にされてしまいました。レモンの木の植木鉢の近くに緑色の物体があって、それにアリが群がっているのが衝撃的でした
寄生蜂に寄生される
サナギになって身動きが取れなくなった時に、小さな蜂がやってきてタマゴを産み付けます。しばらくするとサナギから無数の寄生蜂(アオムシコバチ)が出てきます。なので、アゲハの幼虫はできるだけ食用となる葉っぱのある木から離れてサナギになるそうです
青虫を狙っているアオムシコバチ
青虫の段階では卵を産み付けることはできないらしいですが、たまに青虫に止まったりしているので、サナギになるために青虫が移動した時に一緒に付いていくつもりなのかもしれません
寄生バエに寄生される
これは、青虫がハエの卵のついた葉っぱを食べたり、5齢の段階でタマゴを産み付けられて寄生されるようです。これはサナギから蝶ではなく蛆虫がでてきます
サナギのまま死んでしまう
がんばってサナギになっても、蝶になるまでに死んでしまうことがあります
そんなこんなで、タマゴから蝶になれるのは100個の中の1個くらいだそうです
そういった過去の経験から、今回はサナギを守るために5齢の段階で100均の飼育ケースに入れることにしました。割り箸が全然役に立ってない(^^;
飼育ケースそのままだとふた部分の目が粗すぎるので、不織布を挟み込んでいます。これは寄生蜂からサナギを守るためと、サナギから寄生蜂がでてきたときに外に出ないようにするため
割り箸でサナギになる場所を作ってあげましたが、ほとんどの青虫はケースの壁でサナギになりました。ツルツルすべりそうですが、糸を出して足場を作ります
今回は3匹の蝶の羽化に成功しました。夏休みの自由研究にぴったりかも
これはサナギから出たばっかりのアゲハ蝶。羽がまだくちゃくちゃです。ちなみに、サナギの少し上に足場となるティッシュを貼り付けておいたのですが、ちゃんと役に立ったみたいです
しばらくするとこの通り
こちらは別のサナギ
まもなく羽化しそう。スケスケで中が見えます
10分ほど目を離した隙に蝶になっていました
逃す直前には羽を開いて見せてくれました
ちなみに、蛆虫が出てきたサナギもあったので、飼育ケースの中から虫が外に出ない状態で羽化させたほうがいいです。羽を伸ばせるスペースが確保できれば100均の小さなケースでも大丈夫です
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